Wi-Fi接続よりも安定してiPadをサブディスプレイにできる Luna Display について紹介します。
こちらの記事にて、Wi-Fi経由でiPadをサブディスプレイ化する方法について紹介しました。
Spacedesk タブレットをサブディスプレイ化できるアプリの使い方を解説!
完全に無料で使えるアプリとしては文句がないほど完成度の高いアプリでしたが、出先でモバイルWi-Fiで使用するには物足りないという評価です。
対してこちらは11,000円ほどかかってしまいますが、より安定的な接続ができる製品となります。
今回はそんな安定接続ができる Luna Display についてレビューします。


以下記事で2021年買ってよかったガジェットを紹介しているのでぜひ参照してみてください!
【在宅100%のサラリーマンが選ぶ!】 2021年 買ってよかった ガジェット まとめ
Contents
概要
Luna Displayは、もともとクラウドファンディングサイトKickstarerで資金調達を実施したのちに、2018年に販売が開始された商品となります。
もともとはMacbook‐iPad間で使用するための製品でした。
Luna Display by Astro HQ — Kickstarter
しかし2019年にmacOS CatalinaでSidecar機能がリリースされた際に、Windowsへの対応が予告されており、今回正式にWindows対応が発表されたという経緯です。
Introducing Windows support! We completely rearchitected the apps to support both PCs and Macs.
Now, use your existing USB-C Luna on Mac or PC. For PCs that don’t have USB-C, we introduced a new HDMI unit for Luna. Head to our website to learn more.
Luna Display – App Store
Luna Display が使用できるPCは?
以下が満たされていれば使用できます。
非常にわかりにくいですが、Windows PCの3年以内販売で、5万円以上のPCであればほぼすべて問題ないかと思います。
- Operation system: Microsoft Windows 10 64-bit, Build 1809 or later
- Processor: Intel or AMD processor with 64-bit support; 2 GHz or faster
- RAM: 4 GB
- GPU: Intel HD Graphics 520, AMD Radeon RX Vega 3, NVIDIA GeForce 820M or later; or equivalent DirectX 11 compatible GPU.
- Hard drive space: 1 GB
- WiFi/Network: 802.11n or wired ethernet
Luna Display 特徴
まずは、LunaDisplayの特徴について紹介します。
①接続端子は3種類
こちらはPCに直接このドングルを指すことで使用することができるようになります。
接続端子はMini DispayPort / USB-C / HDMI の3種類が発売されています。

ここで注意することが1点あります。
USB-Cハブのようなものを間にかませてしまうと上手く映像を投影できない場合があります。
そのため、PCの端子に直接挿す必要があります。
自身が持っているPCの端子を確認して、購入してください。
② 接続方法が2種類
Luna Display は無線(Bluetooth)と有線接続ができます。
無線は本ドングルをPCに指し、アプリで設定する形式で、有線はこれに加えてthunderbolt又はEthernetケーブルで接続することで遅延がないサブディスプレイ環境を構築することができます。
また、ここではthunderboltと記載していますが、iPad Airでも使用できると公式に発表されているので、USB-Cでも問題ないかと思います。
iPadは、以下が対応機種となっています。
- iPad mini(2013年以降のiPad mini 2以降のモデル)
- iPad Pro(2016年以降のモデル)
- iPad(2017年の第5世代以降)
- iPad Air(2013年以降)
また使用するにはiOS12.1以降のモデルです。32ビットモデルは非対応です。
Luna Display デメリット
次にLunaDisplayのデメリットを2点紹介します。
ドングルが高価
本アプリは、ドングルの購入が必須となります。
そしてドングル自体の値段が19,800円とかなり高価です。
DuetDisplayであれば、年2000円程度で利用できるため、コストパフォーマンスは悪いかなと思います。
使用できない動画サービスがiPad側で視聴できない
HDCPというデジタルコンテンツの不正コピーを防ぐことを目的とした著作権保護技術に対応していないため、YoutubeやNetFlixなどのサービスをiPad側で視聴することができません。
視聴する場合は、接続を解いて、iPadのアプリで視聴することで回避可能です。
Luna Display 設定方法
PC設定
まずはPC側です。こちらのサイトにアクセスしてくださいアプリのインストールを行います。
英語ですが、そこまで難解なことはないです。
少しスクロースしたところにstep1があるので、そこでWindowsをクリックします。

ダウンロード完了後、ダウンロードしたファイルをクリックすると以下ダイアログが表示されますので、
ドングルをPCに差し込みます。

こちらでいったんPC側の作業は完了です。
タブレット 設定
同じくこちらのサイトにアクセスし、step2の ipadをクリックします。
Appstoreに飛ぶので、アプリをダウンロードしてください。

アプリを起動すると接続が開始されます。
以下画面では接続方法に合わせて、有線(thunderbolt)と無線(Wi-Fi)を選んでください。

接続できない場合は、Wi-Fi手動接続を押して、QRコードを使用します。
こちらで接続ができるかと思います。
まとめ
有線接続ができるので、無料アプリであるSpacedeskよりも安定するものの、1万円という値段を考えるとSpacedeskでもいいのではと考えてしまいます。
出先での使用が多く、有線でタブレットをサブディスプレイにしたいという方がいればその方は問答無用でこちらの製品を選択すべきかと思いますが、そうでなければSpacedeskでもよいと感じます。
用途に合わせて選んでみてください。


おわり
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