NIZ というAKEEYO社から発売されているキーボードをご存じでしょうか。
静電容量無接点というキーボードの中で最も高級と評されるスイッチ方式を採用しているにも関わらず、2万円台で購入可能なキーボードです。
今回は2年使用してみてのレビューを紹介しようと思います。
NIZにはいくつか種類がありますが、自分は以下のMICRO84というモデルを購入し、使用しました。

- 静電容量無接点方式
- 他の静電容量無接点方式よりも価格が安い
- 独立Fnキー&カーソルキーがEnter直下にあるノートパソコンスタイル
- 有線&無線に対応
- 65%キーボード
- US配列
- USBドングルが付属する
- Enter右側にHome/End/Pgup/PgDnキーが付属している
- USB Cの差込ができないケーブルがある。
- US配列しかない
また、ここ数年間で静電容量無接点方式をいくつも使用してきたまとめ記事も執筆しています。
他の静電容量無接点方式のキーボードとの比較を見たい方は以下記事を参考にしてみてください。

Contents
AKEEYO NIZ Micro84 静電容量無接点キーボード 仕様概要
まずは本製品の仕様概要を紹介します。
AKEEYO NIZ Micro84 静電容量無接点キーボード メリット

まずはNIZのメリットです。
- 静電容量無接点方式
- 他の静電容量無接点方式よりも価格が安い
- 独立Fnキー&カーソルキーがEnter直下にあるノートパソコンスタイル
- 有線&無線に対応
- 65%キーボード
- US配列
- USBドングルが付属する
静電容量無接点方式

静電容量無接点方式とはメカニカル方式の押し心地と耐久性を兼ね備えたスイッチ方式です。
メカニカル方式はスイッチを入力するために、直接電極に触れることで入力を検知します。
対して静電容量無接点方式はある程度近づいたところで、入力を検知する仕組みとなっている為、直接電極に触れることがなくスイッチの故障が起きにくい構造となっています。
打鍵音は「スコココ」と表現されることが多く、メカニカルの「カチカチ」という打鍵音とは異なりますが、適度な反発があって次の入力に行く指のサポートを感じることができます。
静電容量無接点方式のキーボードは販売会社によって打鍵音が異なりますが、AKEEYO社のキーボードはHHKBやRealforceよりも高くて軽い音がします。
他の静電容量無接点方式よりも価格が安い
静電容量無接点方式と言えば東プレのReal ForceとHHKBが有名かと思います。
キー配列や、接続方式に違いがあるものの、両方とも2万円台後半~3万円台とかなり高額です。
NIZも2万円台と決して安価と言える価格ではないですが、採用しているスイッチ方式を考えれば安価であると言えるのではないでしょうか。
円安の影響で2万円台前半から2万円台後半になってしまいました。
ただしブラックフライデーで値上げ前の水準まで値下がりしました。

購入する場合は、Amazonタイムセールなどで購入することをお勧めします。

円安の影響が大きいですね。。。
独立Fnキー&カーソルキーがEnter直下にあるノートパソコンスタイル




ノートパソコンを主に使用してきた方からするとカーソルキーがEnter直下にないキーボードは打ちにくくないでしょうか。
自分もその一人で外部キーボードの使用を敬遠しておりました。しかしこちらのNIZキーボードはノートパソコンに近いキー配列なので、特に問題なく使用することができています。
特にExcel等を使用する方であれば、F2やF4の使用はかなり頻繁と思います。
HHKB等ではFN+数字キーでFNキーを入力することができますが、自分は対応できませんでした。
F1~12キーを多用する方や、ノートPCの配列に慣れている方には、こちらのキーボードの方が適していると考えます。
有線&無線に対応
NiZ Micro84は有線無線共に対応しているキーボードとなります。
無線接続の際も3台までペアリング可能であり、複数の端末を保有している方におすすめできるキーボードです。
また有線接続ができることで、低遅延と充電レスといったメリットを享受することが出来ます。
無線接続でも仕事使用であれば特別遅延を感じることはありませんが、APC(アクチュエーションポイントチェンジ)に対応している為、ゲーム用途でも使用ができます。
ゲーム用途であれば、特に遅延のない有線接続で対応できることは大きなメリットとなります。
また、有線接続の場合充電を気にする必要がなくなります。
普段は有線接続しながら使用し、場合により無線接続を使用するという使用方法ができるのがメリットですね。
65%キーボード
キーボードにはフルサイズとテンキーレスサイズがありますが、NIZにはテンキーレスの中でも65%サイズという超小型サイズが用意されています。
十字キーがEnter直下にある形式ですが、マウスまでの距離が近くなるので個人的にはとても使い勝手が良いです。
また、Fnキーがない60%キーボードタイプもNiZからは販売されています。
65%と60%の違いは、F1~12キーの有無です。
Fnキーがなくても数字+Fnで使用可能ですが、頻度によって選択すればよいと思います。
NiZの60%キーボードについては、以下記事で解説しているので、合わせて確認してみてください。


また、NiZ Atom66と比較したHHKBについては、以下記事で紹介しています。


US配列
US配列のキーボードが市場には少ないので選択肢として選択できるのはありがたいです。
US配列のメリットとしては以下です。
- カナが印字されていないので、見た目がスタイリッシュ
- 合理的なキー配置
- Enterキーが大きく押しやすい
- センターポジションがキーボードに対して、中央に来る
ノートパソコンの配列を変更する方法は以下の記事で解説していますので、参照ください。
USBドングルが付属している
NiZのキーボードには、静電容量無接点方式の中では唯一USBドングルが付属しています。
USBドングルが付属していることで、複数端末のBluetooth接続を変更する時に、簡単に接続先を変更することが出来ます。
一般的にレシーバーの方が接続が安定すると言われています。
2年間使った印象としては、Bluetooth接続でも問題ないためそこまでレシーバーの安定性についてメリットと感じませんでした。
また、社用端末が古く、Bluetooth接続ができないものを使用している場合、USBドングルによって無線接続が可能となります。
選択肢が増えるという点で、USBドングルが付属していることはメリットとなります。
AKEEYO NIZ Micro84 静電容量無接点キーボード デメリット
次にNIZのデメリットです。
- Enter右側にHome/End/Pgup/PgDnキーが付属している
- USB Cの差込ができないケーブルがある。
- US配列しか選択ができない
詳細は以下の通りです。
Enter右側にHome/End/Pgup/PgDnキーが付属している
こちらは人次第かもしれませんが、Enterが右端にないのは違和感があります。
使い始めて一週間ぐらいは押し間違えを頻繁に起こしました。慣れで済む問題ではありますが、できればない方がありがたいと感じました。
ただし、独立したHome/End/Pgup/PgDnキーがあるというのはメリットもあります。
たとえば、chromeのタブ移動の際はctrlキーとPgup/PgDnキーだけでできます。
他のコンパクトサイズキーボードだと3つのキーを同時押しする必要がある為、2つのキーで済むのは楽ちんです。
USB Cの差込ができないケーブルがある。


裏側の差込口がくぼみの中に配置されている構造につき、端子部分が長いと差し込むことができません。
付属のケーブルであれば問題ないですが、注意が必要です。
基本的には、付属のケーブルを使用するようにしてください。
US配列しかない
US配列に慣れている方であれば、良いですが日本語配列が良い方には日本語配列がないことはデメリットとなります。
また、ノートPCでの英字配列化は設定からできると言いましたが、一度再起動しなければいけない点と、設定を変更するとノートPCのキーボードも変更され、キーに印刷されている文字と入力された文字が合わなくなります。
外部キーボードを必ず使用する方であればよいですが、どちらも使用する場合はデメリットですね。
AKEEYO NIZ Micro84 静電容量無接点キーボード 種類
NIZのキーボードは基本Amazon/楽天にて購入可能です。
ただしタイミングによって、売り切れの場合があります。
商品名の後についている数字はキーの数となります。
- Atom66 →60%キーボードで、F1~12キーが省略されているモデル
- Micro84 →65%キーボードで、F1~12キーが書略されておらず、ノートPCライクな配列のモデル
- Micro87 →85%キーボードで、デスクトップPCライクな配列からテンキーが省略されたモデル
NIZ 60%キーボード
こちらはFnキーが省略されているモデルです。
数字+FnでFnキーを使用できるので、機能面で問題はありません。
デスクが狭い方にはおすすめできるモデルかと思います。


NIZ 65%キーボード
こちらが本記事にて紹介している65%キーボードのAKEEYO NiZ Micro84となります。
FnキーとHome/End/Pgup/PgDnキーが省略されていないので、60%キーボードの使いにくさをなくしたまま、横幅が限りなく小さい為、マウスまでの移動距離が短い製品となります。
コンパクトながら使いやすさが失われていないもっともおすすめできるキーボードです。
NIZ 85%キーボード
こちらはRealforceと同じ配列です。
英語配列でもよければ、こちらの方が価格が安いのでありかと思います。
AKEEYO NIZ Micro84 静電容量無接点キーボード 購入方法
NiZは、楽天だとポイントが高く、Amazonだとブラックフライデーなどのセール対象になりやすいです。


特に楽天の場合、10%ポイントアップがついているので、SPUを活用すると20%分の4000円分が帰ってきます。
20%分のポイントバックにはSPUの活用が必須となりますので、こちらの記事を参考にしてみてください。


また、Amazonでもブラックフライデーやプライムデーで割引になることがあります。
ギフト券チャージや、ポイントアップキャンペーンを駆使すれば楽天よりもお得に買い物できる可能性があります。
こちらもお得に買う方法を解説しているので、合わせて確認ください。


AKEEYO NIZ Micro84 静電容量無接点キーボード レビューまとめ
Fnキーや十字キーなどが省略されていないにも関わらず、コンパクトなサイズ感を実現した素晴らしいキーボードです。
自分の静電容量無接点方式キーボード沼にはめた元凶ですので、購入の際は、よく考えてから。。。。
というのは冗談で、すぐにでも試してみてほしいです。
是非検討してみてください。


- 静電容量無接点方式
- 他の静電容量無接点方式よりも価格が安い
- 独立Fnキー&カーソルキーがEnter直下にあるノートパソコンスタイル
- 有線&無線に対応
- 65%キーボード
- US配列
- USBドングルが付属する
- Enter右側にHome/End/Pgup/PgDnキーが付属している
- USB Cの差込ができないケーブルがある。
- US配列しかない
また以下記事で自分の端末を使うことを解説しているので、ぜひ見てみてください。
BYOD Bring Your Own Deviceのメリット・デメリットを解説!
おわり
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[…] NiZ Micro84はこちらの記事で紹介しています。 […]