
DeepL という翻訳システムをご存じでしょうか。
SNSを中心にグーグル翻訳よりも優れていると話題になった翻訳アプリです。
とはいえまだGoogle翻訳を使用している方も多いのではないでしょうか。
自分は是非グーグル翻訳からDeepLに乗り換えてほしいと思っています。
今回はDeeplというサービスについて記載していきます。

DeepL とは
DeepLは世界遺産の立派な大聖堂が立つドイツ・ケルンに拠点を構えているスタートアップ企業です。
この企業は独自のディープラーニングをベースにしたAI(人工知能)システムを開発する企業です。
そんな企業が2017年に公開した機械翻訳システムを社名と同じDeepLと名付けてローンチしたサービスこそがこの記事で紹介したいGoogle翻訳よりも優れていると言われているアプリケーションとなります。
同社はDeepLを発表する前に独自の訳文検索エンジンを搭載するオンライン辞書の「Linguee」を開発・公開しており、既に翻訳の知見を保持していました。
どちらのサービスも使ってみるとおなじような言い回しをしているので、興味があれば確認してみてください。
UIもネイビーをベースにしたシンプルなデザインであり、DeepLに似ています。
使い方
使い方はグーグル翻訳と同じく、翻訳したいテキストを入力すると自動で翻訳してくれます。
また、原文の言語を入力すると自動で判別してくれるので、英語から日本語も、日本語から英語も、そのた言語への変換も簡単に実施することができます。

DeepL Pro でより多機能を使いこなす!
また、DeepLProという有料サービスもリリースされています。
こちらにはTRADOSなどの他翻訳ツールにDeepLのシステムを組み込むことができるプラグインが用意されていたり、開発者向けにDeepLをベースにしたアプリケーションをつくるためのAPIが提供されております。
どちらかというと開発者向けの機能ですが、一般層へのメリットもあります。
例えば文字数の多い翻訳を実施する場合、無料版だと文字数制限がありますが、Proであれば制限なく翻訳をすることができます。
また、文書ファイルをアップロードすればファイル形式のまま、ファイル内の文言を丸ごと翻訳するといった便利な機能を使用することができます。

アプリもリリース!
DeepLにはwindows版及びIOS用のアプリが提供されています。
アプリは、webブラウザを立ち上げて毎回検索する必要がないというアプリの一般的なメリット以外にもメリットがあります。
特に便利なのが、ctrl +cを2回押すことで翻訳システムを実行することができるという点です。
例えばExcel等のアプリにて作業中に翻訳したいときに ctrl +cを2回押すことで DeepLアプリで翻訳ができているのです。
この機能を自分も試してみましたが、もう元には戻れないですね。
記事を見ているときにグーグル翻訳のように別ブラウザを立ち上げなくてもいいというのは想像以上に便利です。
皆さんもぜひ体験してみてください。
IOSアプリで写真読み込み機能が追加されました。
IOS15の新機能として「Text from Camera」が発表されていましたが、そちらに対応し、カメラで撮影した画像や映像から文字を抽出し、文字検索ができるようになりました。
機械翻訳アプリ「DeepL翻訳 for iOS」がiOS 15の新機能「Text from Camera」に対応し、カメラでテキストをスキャンし瞬時に翻訳を行うことが可能に
・画像やファイルを翻訳できるようになりました。
リリースノートより
・カメラでテキストをスキャンして翻訳できます(iOS 15が必要です)。
・短い語句の別の訳し方を確認できます。
本やレジュメ等の検索の際にわざわざ入力する手間が省けるため、より使いやすくなったのではないでしょうか。
まとめ
今回はDeepLという翻訳アプリについて解説してみました。
Google翻訳の1強だと思われていた翻訳業界において対抗馬が出てきたことは驚きでしたが、機能ななっとくの高性能でした。
将来的にはドラえもんの「ほんやくこんにゃく」のようなガジェットが出てくると思いますが、近しい翻訳ができるアプリができたことに感慨深いです。
またこのアプリを見ていく中でPWAでの実装も手段の1つだと感じました。
良ければ以下記事も見てみてください。
PWA (プログレッシブウェブアプリ)とは?アプリとサイトのいいとこどり!
おわり
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