
怒りは 二次感情 でその前に必ず別の感情があることをご存じの方はどれほどいらっしゃるでしょうか。
「怒り」とは、自分の基本的な欲求が尊重されていないと感じた時に、自分の権利を守るために表す感情と言われています。
また怒りは二次感情と呼ばれ、怒りを発生させる背後には一次感情があって初めて発生します。
一次感情がなにかを理解できれば逆撫することなく、怒りを鎮めることが出来ます。
そこで今回は怒りを伴う一次感情について書いていきます。
以下参考書籍です。
Contents
一次感情 二次感情 とは
怒りは二次感情と言われ、その背後には一次感情があります。
- 不安
- 苦しい
- 痛い
- 疲れた
- 寂しい
- 虚しい
- 悲しい
- 悔しい
などが隠れています。
それぞれどのような時に怒りを伴ってしまうのでしょうか。
それぞれ具体例と対策について解説します。
一次感情:不安⇒ 二次感情 :怒り

奥さんから「何時に帰る?」というメールに対し、仕事が忙しく、返信出来なかったケースを考えてみましょう。
帰宅したら奥さんは怒りを覚えています。
この例では、メールに返信がないことに伴う「不安」という一次感情から怒りを感じたと言えると思います。
この場合メールで「忙しいからわからない」など簡易的な返信でもしていれば奥さんの怒りの感情を鎮めることができたのではないでしょうか。
不安は困難な人間関係や失職、孤独、精神的外傷、そして他者との衝突によって、発生する感情であると言われています。
少しでも不安の発生を抑える意識を向けることで怒りを発生させるリスクを軽減できると考えられます。
一次感情:苦しい⇒ 二次感情 :怒り

次に仕事が溜まっていて最近帰りも遅いAさんのケースを考えてみましょう。
自分の仕事だけで苦しいところに部下からの質問等も対応しなければいけない状況です。
そんな中自分に聞かなくても分かるような聞いてきた部下に対して「そんなことぐらい自分で調べなさいよ!」と怒ってしまいました。
このケースでは自身の就労環境の苦しみが増加した結果怒りの感情を部下に対して向けてしまったケースです。
こんなときは無理をせず、休んだり同僚や上司に相談するべきであると考えます。
一次感情:疲れた⇒ 二次感情 :怒り

3つめに1歳の子供を持つBさんのケースを考えてみます。
最近歩けるようになった子供が危険な行動を取らないか常時監視する必要があるため、心も体も休まる時間がなく日々疲れが溜まってしまっています。
そんな中、夫は帰宅が仕事が長引いたり、飲みに行ったりと夜遅くまで帰ってこないことも多い状態です。
そのため平日は夫が子育てを代替してくれる時間がなく、怒りの感情が出てしまいます。
このケースでは、日常的な疲れが積み重なり、本来協力するべき夫に対して怒りを抱いてしまったケースとなります。
疲れは自覚をしていてもやるべきことがある場合は、なかなか解消できないものです。
近しい人に頼ることで休息時間を確保し、疲労回復につとめる時間を定期的に作るなどリフレッシュ方法を作っておくべきと考えています。
一次感情:寂しい⇒ 二次感情 :怒り

彼氏と交際中のCさんのケースを考えてみます。
彼氏からの返信が6時間なく、勤務終了後家に帰ってみるとゲームをしている彼氏がいました。
無性に腹立って「なんで返信返してくれないの!」と怒ってしまいました。
不安に近しいケースですが、寂しいという一次感情にともなう怒りもあります。
不安も適切な頻度での連絡を取ることによって軽減することができるようになります。
ではどうしたらいいの??

基本的に怒りは一次感情を理解してもらえなかった時に発生する感情ではないでしょうか?
上記の例では「”不安”だったのに」「”疲れ”ているのに」といったよに一次感情にたいして、相手に理解してもらえないケースです。
なので、相手が怒っている時は起こっていることに腹立たず、自分が相手のどんな感情を理解してあげれていないかを考えてみるべきと考えます。
まとめ
もちろん、相手の感情を全て理解できる人はいません。
ちょっとしたことで怒ってしまう方もいます。
それでも少しでも理解しようとする気持ちがあれば怒りは収まるのではないでしょうか。
みなさんも良ければ実践してみてください。
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おわり
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