learn like a pro という本を見つけたので紹介したい。
2021年も1か月が経過した。年始に今年こそはと勉強する計画を立てたものの、継続できていない方がいるのではないか。
かくいう私も1月が忙しかったという言い訳もあり、若干さぼり気味であった。
そんな時本屋で「LEARN LIKE A PRO」という本を見つけたので、要約記事を作成すると共に今後の勉強計画の立て直しに役立たせたいと思う。
Contents
learn like a pro になるためには

まずはそもそも社会人になると勉強を継続することができなくなるのはなぜであろうか。
受験期には1日10時間勉強できていた人が、社会人になって、意識を高く持ち学習を始めたいとは思うが、なかなか上手くいかないケースが多い。
それは学生の時は与えらえた課題を学習することと、学習以外に時間を取られることが社会人に比べて少ないからであると考えている。
学生の時は受動的な学習であるのに対し、社会人は自ら課題設定をし、期限を決めて勉強するアクティブラーニングなのである。
つまり社会人になってからする勉強は生まれて初めてする勉強となる。
以前にアクティブラーニングに関する記事を作成しているので、興味のある方はどうぞ。
アクティブラーニング とは?| 社会人こそ実践すべき学習法について解説!
learn like a pro とは
では社会人の勉強にはなにが必要か。私は、①密度の高い学習法 ②モチベーションの維持が必要と考えている。
①密度の高い学習法

社会人になると多くは週5日勤務し、休日は休息や趣味に充てている為、学習に充てられる時間が想像よりも少ない。
その為短い時間で以下に効率の良い勉強をするかが重要である。効率的な学習の為必要な事項についてそれぞれ解説する。
・勉強に適した環境の構築
これは言うまでもないかもしれない。スマートフォンを目につかない場所hに置く。適度な環境音があるカフェみたいな場所で行うなど、配慮が必要である。
また、勉強を音楽を聴きがら行う人もいるが、学習効率が落ちることが研究にて明らかになっているので、やるべきではない。
・マルチタスクをしない
学生の時は複数教科を同時に勉強する必要がある為、今現代文やろう。次数学やろう等、学習の切り替えを頻繁に行う必要があった。
時間が取れていたので気にならなかったが、マルチタスクは、スイッチングコストが発生するため効率が悪い。
マルチタスクを避けるためにも、学習の区切りを小さくし、1つの課題の完了後に次の課題を着手できるように学習計画を立てる必要がある。
学習計画の立て方については後続にて解説するので、参照いただきたい。
・集中モードと拡散モードの把握
人間の脳には2つのモードが備わっており、集中モードと拡散モードである。
拡散モードとは1つのことに集中しておらず、思考が様々な事項に向けられている状態を指す。一見拡散モードに以下に入らず学習を続けるかが鍵になるように見えるが、そうではない。
拡散モードはアイデアを出したいとき等に最適なのである。
拡散モードへ切り替える方法としては、頭を使わない作業に強制的に移行することである。例えば散歩や食事、入浴等である。
難しい課題を検討しなければいけないときは、集中モードで検討をしている途中で上記のような行動に移ることで思考が整理されアイデアが浮かんでくるかもしれない。
また、集中モードを長時間継続することが良いとも言えない。
上記は過去にポモドーロテクニックという記事で解説しているので、参照いただきたい。
ポモドーロテクニック とは?集中力を激増させる時間の使い方を用いて集中力UP!
・身体を学習に適した状態に導く
効率的な学習方法を実践したとしても体調がわるければ元も子もない。体調をよくするためには食事と運動をきをつける必要がある。
適度な運動はBDNFの生成を促進する。BDNFの生成により、ニューロンに樹状突起スパインの生成を促すことができる。
難しい言葉が並んだが、要するに運動によって増える物質によって、記憶力UPにつながるということだ。
また、食事にいては週2回500キロカロリー以下の食生活をすることで脳の活動量を増加させることができる研究があるそうだ。
ただし、その時の食事はダークチョコ、ナッツ、野菜等を意識的に摂取し、必要な栄養素が不足しないように注意する必要がある。
②モチベーションの維持

学生の勉学と異なり、課題を与えられない為、いつでもやめることができてしまう。
せっかく正しい勉強法で始めたとしても継続しなければ意味がない。そこで本章では継続した学習を行うためのポイントを紹介する。
・長期ゴールとマイルストンの設定による、進捗の実感
自分の成長を感じることができれば喜びを感じ、モチベーションを維持することができる。
成長度合いを見えるかすることは困難であることが多いが、進捗度合いは見える化できる。モチベーション維持のため、学習を始める前に適切なスケジュール設定が必要となる。
スケジュールには3段階ある。
‐長期目標:最終的にどうなりたい。
‐マイルストン:長期目標達成に向けて設定する中間確認点
‐作業:マイルストン達成に向けて設定する具体的な作業
これらをSMART(具体的・計測可能・野心的・現実的・時間制約)をもって策定したい。
これらを整理する手法としてシステム開発等で使用されるWBSというものがあるので、気になる方はチェックしてみてほしい。
・勉強した結果に対する価値の具体化
スケジュール化できたところで学習すること自体に価値を見出せなければ根本的なモチベーションがわかない。
長期目標設定の際に価値があるかを検討してほしい。
具体的に価値とは、仕事で役に立つや、副業で役に立つ等があげられる。
learn like a pro まとめ

本書を読んでみて、勉強法を再確認できたと同時に社会人が勉強しない理由が垣間見れた。
裏を返せば勉強している社会人はそれだけで価値があるということになるので、これからの勉強のモチベーションを向上させることができた。
自分のように勉強に行き詰っている人は是非読んでみてほしい一冊である。
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